

2025.06.04
5月31日(土)、実践女子大学日野キャンパスにて、「保育・初等教育の世界にふれてみよう」のSプロジェクトが行われました。
当日は強い雨が降る中にも関わらず、1年生を中心に保育や初等教育に興味を持つ多くの生徒が参加しました。
今日の保育や初等教育の現場では、子どもと大人双方とのコミュニケーションが極めて重要になります。そこで1限目は「伝える・伝わるコミュニケーションの不思議」と題した講義からスタートしました。一口にコミュニケーションと言っても、言葉だけがコミュニケーションではありません。それを知るために、中盤からは場面想像のペアワークを通して、言葉がどのようにして伝わるのか、あるいは伝わらないのか、ということを体験しながら、声のトーンやジェスチュア―、表情などで表される身体言語について学びました。その後はペアワークで絵を描いたり、グループワークでの話し合いの結果を発表したりして、普段はそれほど意識しないコミュニケーションについて、生徒たちは多くのことを学びました。
講義中、生徒たちは終始、講師の先生の話を頷きながら聞いており、時折メモを取るなどして真剣に取り組んでいる様子でした。
2限目は「子どもの生活と運動あそび」と題して、子どもの日常の中で行われる「遊び」をテーマにした講義を聞きました。子どもがどのような過程を経て運動能力を獲得していくのか、生徒たちは自分たちの成長過程も思い出しながら、熱心にレジュメにメモを取りながら聞いていました。後半は実際に身体を動かして、遊んでみるという体験をしました。今回は元気いっぱいの1年生が多かったこともあり、スズランテープを使った遊びに生徒たちは夢中になっていました。
これを機に、生徒たちがコミュニケーションや遊びを通して、保育や初等教育についての興味・関心を深めてくれると良いと思いました。