

2025.06.16
6月7日(土)、ヤマザキ動物看護大学にて、「動物看護学講座」のSプロジェクトが行われました。
今回扱うテーマは、エキゾチックアニマル(犬や猫のように身近ではない動物)について。近年日本における飼育数が増加傾向にある爬虫類について、系統や生態、飼育方法などを青山正志先生にお話し頂きました。
爬虫類を飼うにあたりどのような注意が必要なのか、どのような責任が伴うのか、飼うことでどのような知見が得られるのか。普段の授業では教わることがないような、まさしく「風変わり」な講座を、生徒は聴き入っていました。
講座の終盤では実際の飼育現場へと赴き、爬虫類以外のエキゾチックアニマルをじかに観察しました。ウサギやハムスター、文鳥などの比較的身近な生物から、エリマキトカゲやカメレオンなどの馴染みが薄い生物、果てはヤギまで。日常生活ではまずお目にかかれない動物たちと関われる貴重な時間でした。
「特定の生物を好きになることで、その生物の生息地に興味を持つようになる。それが引いては環境問題への関心へと繋がる」とは青山先生の言葉です。対象にとって安全な環境を整えることもまた看護の一環であるということを、今回の講座を受けた生徒たちは深く理解したと思います。